2019年12月3日火曜日

HPEのサーバー向けSAS SSD、稼働32,768時間超えでデータ喪失

「Hewlett Packard Enterprise(HPE)が11月29日に公開したサポート文書によれば、同社のサーバーやストレージ製品に使われている特定のSAS SSDにおいて、稼働時間が32,768時間(およそ3年270日8時間)を超えると、復旧が不可になる深刻な不具合が発生するとした。」

という、かなり衝撃的な不具合が報告されました。

■PC Watch
<https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1222207.html>

何故この時間かというと、明確な理由があります。
32,768=16bitの整数型で負から正まで扱える範囲の最大値を1つ超える数値です。昔であれば、意外とよくあった不具合です。しかし、今の時代は32bitや64bitも普通になってきているのに、今更16bitって何十年前だよ!と突っ込みたくなる内容です。

この不具合の致命的なのは、以下の3点です。

  • 対象がサーバである。
  • RAIDなどで故障の対策をしていても、同じ製品であれば、ほぼ同時に壊れてしまう(逆い言うとわざわざ別製品でRAID組むことはまずない)
  • 発生すると復旧不可

という破壊力抜群な不具合となっています。HPダイジョブデスカ?と思ってしまいました。

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