それに向けた準備状況を文部科学省が公表しました。(調査は2019年11月1日時点)
■市町村教育委員会における小学校プログラミング教育に関する取組状況等調査
<https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00218.html>
■産経新聞より抜粋
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今年4月から小学校で必修化されるプログラミング教育で、都道府県で準備状況にばらつきがあることが判明した。文部科学省が9日に発表した教育委員会対象の調査によると、埼玉県などは管内の市区町村教委の全ての小学校で教員が研修や模擬授業などを実施。一方、福島県などでは管内の2割以上の教委が「最低限必要な指導体制の基礎が整っていない」(文科省)とされ、1学期からのスタートに向け、黄色信号が点滅している。
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文部科学省は、プログラミング教育を導入するスケジュールで、2019年9月にプログラミング教育推進月間を設けていました。ここで実際にプログラミング教育をしましょうと呼びかけていたにも関わらず、8割以上の学校で出来ていないことが分かりました。
これでは黄色信号というか、もう赤信号レベルだと思います。黄色信号としているのは、年度末までに実施予定としているからです。これから実施予定なので、場合によってはできない学校もさらに増えるのではと思います。
■未来の学び プログラミング教育推進月間の実施について
<https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1413655.htm>
プログラミング教育を先行している外国でも、教える人の不足が課題になっており、ただでさせ忙しい教員に、専門外のプログラミング教育を教えさせるというのは、やはり無理がある対応だと思われます。殆どの学校では、指導要領に沿って、お茶を濁す程度のプログラミング教育しかできないのではと思われます。
義務教育なのに積極的に推進している学校と、そうでない学校で内容に大幅な差がつきそうです。
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