2020年8月3日月曜日

Windows DNSサーバーの脆弱性(CVE-2020-1350について)

 Windowsのかなり深刻なバグが、発表およびパッチの公開がされました。

https://japan.zdnet.com/article/35156911/

インフラチームは、検証を含めかなり大変な事態になってそうですね。


上記だけでは、よくわからないと思うので、簡単にDNSサーバの解説をします。


DNSサーバーは、ドメイン名(住所) とネットワーク上にあるコンピュータのIPアドレス の間を翻訳する役割があります。

例えば有名なYAHOOのWebページで考えてみます。


 ドメイン名 = yahoo.co.jp

 IPアドレス = 183.79.135.206


ドメイン名は、人間でも分かるように記載してある住所のようなものです。

IPアドレスは、1台のコンピュータを特定するための物で、イメージは、マイナンバーカードのID番号です。

(マイナンバー=個人を特定する番号:IPアドレス=PCを特定する番号)


ID番号だけでもコンピュータは理解できます。ただし、人間が理解でません。そのため、人間でも理解できるようにドメイン名とIPアドレスを紐づけて、翻訳してあげる機能がDNSサーバとなります。


そのため、DNSサーバの脆弱性を突かれて、ドメインに紐づけられているIPアドレスが改ざんされると、正規のWebサイトにアクセスしたつもりが、勝手に不正なWebサイトへ誘導されます。

そのため、米政府の国土安全保障省サイバーセキュリティインフラストラクチャーセキュリティ庁も24時間以内に対応するよう指示する緊急指令を発表しました。


これを悪用されたら、いつも見ているWebページも信用できなくなってしまうという、現在のネット社会では致命的な被害を被る可能性があります。


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